HIDヘッドライトのバルブ交換でハロゲンランプとの明るさを比較
自動車のヘッドランプでは昔ながらのハロゲンバルブから、放電式ヘッドライトとも言われるキセノンガスを使用したHIDディスチャージヘッドライトへ交換してみました。
ただし私が実際に、ハロゲンバルブからHIDディスチャージヘッドライトに交換作業したのは自家用車ではなく、小型トラックの三菱ふそう6代目FE5・6型のNEWキャンターワイド前期型のロングボデーです。
HIDヘッドライトへハロゲンランプから交換した明るさ比較
さて、さっそく小型トラックのハロゲンバルブをHIDディスチャージヘッドライトに交換した後の光量と明るさを撮ってみました。
上の埋め込みYouTubeは私自身が投稿した動画ですが、いかがでしょうか?
ここで言葉で「 ハロゲンランプに比べて断然HIDは明るい 」などと、つらつら書き込むよりも動画を見て頂いた方が一目瞭然ですね。↓
HIDヘッドランプの照射距離や明るさ及び見やすさは、もはや説明の必要もないですよね。
せっかく取り付けたヤフオクで新品で買ったHIDキットでしたが、バーナーの球切れか原因は不明ながら、いずれにしても不点灯になってしまったので、再びハロゲンバルブに交換せざるを得ませんでした。
ディスチャージヘッドライトの取り付けタイプはH3型で、HIDの色温度は6,000ケルビンです。↓
そして以下が、最初から三菱キャンタートラックに標準装備されているハロゲンライトのバルブの明るさです。↓
内側のポジションランプは、LEDバルブですが、真ん中のプロジェクターの部分がハロゲンライトです。
写真では変化が分かりにくいですが、動画でHIDディスチャージヘッドライトと明るさを比較すると、光の量や照射範囲および視認性の違いが一目瞭然ですね。
動画の中でも私がリポートしていますが本当に暗くて、もし酩酊した酔っ払いが車道の真ん中で寝ていたら気づかずに轢いてしまいそうなほど。
いくらHIDが明るいと言っても、不点灯では車検に通らないので泣く泣く外してハロゲンバルブに戻しましたが…
動画内でも説明していますが、電圧降下防止装置である「 リレー 」を、バッテリーから引っ張ってきてもダメでしたよ。(^_^;)
HID交換の際は信頼のあるブランドを選びたいですね。
自家用車でfcl.のHIDキットへ純正HIDから交換する方法
さて前章では、トラックへのHIDがキットの取り付けなどの動画を、お伝えしてまいりましたが、乗用車へのディスチャージヘッドライトの交換は、どうするのでしょうか?
以下の動画で「 青キングさん 」が、HIDキットの取り付け交換作業を実践でされてらっしゃいますが、けっこうしんどそうです。↓
トラックも自家用車も基本は同じですが、交換作業時にバルブになるバーナーと高電圧を生み出す「 バラスト 」なる昇圧装置も交換していますね。
リレーは不要ですが車のバンパーも外して、かなり大掛かりな作業で汗だくです。(^_^;)
私も自分でHIDキットの交換作業したので分かるのですが、はっきり言って整備の素人には無理なので自分でやろうとせず、専門店で取り付けしてもらったほうが良いですね。
HIDディスチャージヘッドライトに交換するメリットは
車のヘッドライトを昔ながらのハロゲンからHIDタイプに変更することで得られるメリットとは何でしょうか?
- 夜間でも視界が広がり見やすくなる
- 照射範囲が広がり視認距離も長くなる
- 視認範囲が広がるので事故が減らせる
- 精神的な安定感が得られるので運転にも好影響
- 総合的に安全運転に繋がる条件のひとつになる
- ハロゲンライトよりHIDよりも寿命が長い
- ハロゲンバルブ:約1,000時間( 3年くらい )
- HIDバルブ:約2,000時間( 5年くらい )
寿命に関しては、HIDの方がハロゲンバルブよりも約2倍も長いですが、私がヤフオクで買った商品は不具合が出て1ヶ月の寿命でした。( 笑 )
楽天、アマゾン、みんカラのランキング1位の「 fcl. 」なら不具合の心配は無さそうですね。
ワット数を極端に上げるとマルチリフレクターが焼ける
HIDディスチャージヘッドライトに交換する時、ワット数が選べます。
多いのが、35Wタイプと55Wタイプの2種類ですね。
もちろん、ワット数が高いほうが明るいです。
初めてのHIDの方は、35W HIDキットを。
35Wの明るさでは不満。もっと明るさを求めたい方は55W HIDキットを。
ただし注意点もあり、HIDバルブを取り付ける場所がプラスチック製の「 マルチリフレクター 」だった場合です。
マルチリフレクター部分にワット数の高い55WのHIDバルブを取り付けると、焼けることが有るという報告があります。
冒頭の動画でも解説していますが、マルチリフレクターではないものの30秒間点灯しただけで、プラスチック製の筒が溶けてしまいました。
ガラスレンズ製のプロジェクタータイプのヘッドライトなら焼けの心配は無いですが、もしあなたが材質の弱いマルチリフレクターの乗用車に交換されるのなら、要注意です。
自分でHIDライトに交換する時は感電事故に要注意!
最後に、もしあなたが素人で、かつ私のように御自分でHIDキットの交換作業をされるのなら注意点がございます。
それは、作業中は必ずバッテリーのターミナル端子を片方外しておく、ということです。
HIDバラスト部分からHIDバーナー部分には数千ボルトの高電圧が発生しているので、うかつに通電させたままゴム手も付けずに作業すると感電します。
電流自体は低いので大怪我には至らないと言われていますが、それでも用心するに越したことは無いですね。
ちなみに私は、HIDランプの交換作業中では無いですが、トラックのキャブ( 運転席のこと )を上げて会社の車庫で作業中に止め具が緩んで、キャブが降りてきた事がありました。
幸いにもすぐに下に潜り込んで、すんでの所でかわした後に「 ガチャァーン!! 」と凄い音を立ててキャブが降りました。
どうにか一命をとりとめましたが、まさに九死に一生を得た恐ろしい体験でした。
トラックのキャブを上げた時に留め具を固定するピンを通さずに作業して、なにかの振動で緩んだのでしょう。
ご自分で作業されるのなら、専門の業者に頼んだ方が賢明かもしれませんね。
むろんHID交換キットの商品の品質も大切ですが、同時に取付作業をシッカリやってくれる信頼のある専門店に頼みたいですね。
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